Glideの主な機能のデータ管理とSEO

Glideの主な機能のデータ管理、SEOについてまとめます。

Glideの概要

Glideはスプレッドシートからすぐにウェブサイトが作成できるノーコードツールで、サーバを用意する必要がありません。
サイトの構成は大きく分けて一覧画面と詳細画面の2つになります。一覧画面はリストや画像一覧や地図形式で表示することができます。

それでは、Chromeブラウザを使って、ログイン情報などがブラウザのどこに保存されるか見てみましょう。
ChromeはF12キーを押すと開発者ツールを表示することができ、その中の「Application」タブにある「Storage」の「Local Storage」で、各サイトのどんな情報がパソコン側に保存されているか見ることができます。

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パスワードによるアクセス制限

サイト全体にパスワードを設定することができます。
サイトパスワード付きでログインすると、「2TAJVTkFHT6fMR9XXXXX.stored-pwd」のようなキーにサイトパスワードが(平文で)保存されます。このローカルストレージを消してリロードすると、サイトパスワード入力画面に戻ります。

ユーザ認証

メールアドレスでユーザ認証を行います。
メールアドレスを登録するには、メールアドレスを指定して、Glideから送られてくる確認用PINを入力することでユーザ登録が完了します。
「2TAJVTkFHT6fMR9XXXXX.stored-email」のようなキーに、メールアドレスが保存されます。
パスワードは「2TAJVTkFHT6fMR9XXXXX.stored-password」のようなキーにハッシュ化されて格納されます。
このキーを消すと、お気に入りボタンを押した際に、再度メールアドレスとPINを入力することになります。

ログイン情報はGlideの管理画面では表示されませんが、Googleスプレッドシートには「App: Logins」というシートが作成され、ログイン日時とメールアドレス、規約に同意したか?(有料のPublic PROプランが必要)が格納されています。

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お気に入り機能

ログインすると、お気に入り機能が使えるようになります。
お気に入りの情報はサーバ側に保存されるため、端末やブラウザを変更しても引き継がれます。(サーバのどこに保存されるかは分かりませんでした)

コメント機能

ログインすると、コメントを付けられるようになります。
最初にコメントをつける際に、投稿時に表示されるユーザ名を入力する必要があります。
「2TAJVTkFHT6fMR9XXXXX.stored-username」のようなキーにユーザ名が格納されますが、このキーのローカルストレージを書き換えただけではユーザ名は変わりません。
上述のパスワードの情報とユーザ名の情報を両方とも削除して再度ログインすると、上記のユーザ名のキーが空で格納されたうえ、ユーザ名入力画面が表示されるので、ユーザ名を変更することができます。
パスワードの情報を消しただけでは上記のキーにユーザ名が残るため、ユーザ名を変更することはできません。

コメントの内容はGlideの管理画面には表示されませんが、Googleスプレッドシートに「App: Comments」というシートが追加され、そこに記録されます。

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SEO対策

Glide管理画面の「Settings」ー「App Info」から、ウェブアプリの情報を設定することができます。この内容は、HTMLのtitleタグやmetaタグの「og:title」や「twitter:title」に反映されます。

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ただし、Googleなどがクローリングできるのはトップ画面にあるアプリ情報だけで、詳細画面のような下位のページの情報は取得できないようです。
しかも、sitemap.xmlも配置できません。(サポートチームに確認したところ、sitemapの出力はロードマップには入っているとのことでしたので、将来は自動的に配置されるかもしれません)

なお、Googleアナリティクスを導入する場合は、有料のPublic PROプランの契約が必要です。

toC向けに使えるか?

検索エンジンで拾えるのはアプリ名やアプリの概要だけで、中身の情報は収集してもらえないようです。そのため、アプリのトップページに直接来訪してもらえるような導線を作る必要があります。サイト名や概要を工夫し、QRコードを配布する必要があります。
逆に言えば、詳細ページが多くてもそこにリンクをはることができず、sitemapでサイトの構造を検索エンジンに伝えることができないため、まとめサイトなど個々のページが重要な場合は、別なツールのほうが向いているでしょう。

GlideのSEOのやり方をご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい

手軽にウェブサイトが作成できるGlideは、サイトへの導線作りがうまくいけば有効なツールになると考えています。
GlideでSEOをどうすればいいか、ご存じの方がいらっしゃいましたら是非コメント欄にコメントをお寄せください!
記事中の誤記や勘違いなどの指摘もお待ちしております。

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