予測市場のプラットフォームであるAugur(オーガー)の、2018-12-17現在のマーケットの内訳です。
カテゴリ名を元に分類し、そのカテゴリに含まれるマーケット数を合計しました。
マーケットの内訳(mainnet)
メインネット上には現在716個のマーケットがあります。
PRE_REPORTING(売買受付中)のマーケットの内訳は、
暗号通貨関連(crypt currency):282(+4)
スポーツ(sports):114(+9)
政治(politics):104(+4)
経済(finance):70(+0)
その他(other):146
でした。
- マーケット数は増えています。
注目のマーケット
注目していたマーケット「Which party will control the House after 2018 U.S. Midterm Election?」が、12月11日にレポーティングのフェーズになりました。
このマーケットはAugurメインネットの中で一番掛け金が多いプロジェクトで、7262ETH(1ETH=10,000円とすると72,620,000円)ものボリュームがあります。
後述のリンクにあるように、お題は「2018年のアメリカ中間選挙でどの政党が支配的な立場になるか?」で(改選されたのは連邦議会下院全435議席と上院100議席のうちの35議席)、選挙の結果は、下院の多数派が共和党から民主党に移りました。
しかし、レポーターが報告したのは共和党(Democrats)でした。
実際に主導権が移るのは2019年1月からなので、マーケットの締め切り時点では共和党が多数派のままである。というのが根拠かもしれません。
お題の本来の意味は「選挙で勝利する(多数派になる)のはどの政党か?」でしょうし、マーケット価格もRepublicansが勝利する方に動いています。
Augurでは、結果に異議がある場合には1週間以内にREPを預託して異議を唱えることができます。
このマーケットの最終結果がどうなるかによっては、今後Augurが信頼されるプラットフォームになれるかがかかっていると思います。
これからもウォッチを続けたいと思います。