概要
音楽を生成するAIを調べました。
音楽生成AIとは
曲の雰囲気やテンポや長さなどを指定すると、自動的にいくつも曲を作ってくれるAI(のWEBサービス)です。
音楽生成AI-WEBサービス
自分でオリジナルの楽曲を作れるサービスとして、「AIVA(エイヴァ)」と「SOUNDRAW(サウンドロー)」「SongR」などがあります。
AIVA(エイヴァ)
特徴
- メロディー/ベース/打楽器などの単位で編集できる
- MIDIファイルをアップロードでき、それを元に編曲できる
良い点
- プランによっては、自分が著作権者になれる
- MIDIファイルでもダウンロードできる
- デスクトップアプリがあり、利用しやすい
気になる点
- 変更できるパラメタが多すぎて使いこなせない
SOUNDRAW(サウンドロー)
特徴
- 操作がしやすい
良い点
- アカウントを作成しなくても楽曲が作れる(ただしサーバの反応が遅く生成途中でエラーになる事があるので、アカウントを作ったほうがよい)
- 小節単位で移動や削除や複製ができ、自分の望んだ楽曲に近づけやすい
気になる点
- 有料プランでも、楽曲に手を加えずに販売・配布することは禁止
- 小節と小節のつなぎ目が不自然なことがある
songR
特徴
- ジャンルとキーワードを入れると、歌詞(英語)と曲を両方作ってくれる
- ボーカル入りの楽曲にしてくれる
良い点
- ユーザー登録不要で作れる(ダウンロードにはユーザー登録が必要)
- 女性ボーカルのみだが、声が鮮明で生成とは思えないほど自然
気になる点
- ボーカル無しにはできない
- 英語のみ
Ecrett Music
https://ecrettmusic.com/ja/play
- 「SCENE」「MOOD」「GENRE」を指定して曲が作れる。
- 「EcrettはSOUNDRAWに生まれ変わりました!」との記載あり。アカウント作成しようとするとSOUNDRAWに行くようにという表示が出る。
その他のサービス
amper music
https://www.shutterstock.com/discover/ampermusic
- shutterstockという画像素材の販売サイトに吸収?されたようです。
- 登録済みの楽曲の購入だけで、自分で楽曲を作る方法が分かりませんでした。
musicLM
https://google-research.github.io/seanet/musiclm/examples/
- Googleのプロジェクトの1つ。
- サンプル楽曲のみで、自分では作れない。
JukeBox
https://openai.com/research/jukebox
- OpenAI社が提供している。
- 論文が掲載されているが、サービスとしては公開されていない?
Amadeus Topline
Amadeus Code:https://amadeuscode.ai/ja (リンク切れ)
Evoke Music:https://evokemusic.ai/ja/music
- 生成済みの楽曲を検索してダウンロードできる。
Humtap
- AppleのAppStoreでアプリをダウンロードする必要がある。未確認。
Computoser
https://computoser.com/ (リンク切れ)
styleSeq
https://styleseq.mamenone.com/
- 自動作曲できるWindowsアプリ。未確認。
画像生成AIと音楽生成AIの比較
音楽生成AIは、画像生成AIと比べて以下の点が異なります。
- プロンプトや自然言語で指示を与えるのが難しい。そもそも音楽を言語化するのか難しい。
- 生成後の音楽を、パートごとに分離するのが難しい。ノイズカットやボーカルキャンセル(弱くする)はできる。
まとめ
音楽生成AI-WEBサービスを3つ紹介しました。
他にもご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントをお願いします。